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てんぐさ入札会報告
毎年6月から10月にわたって行われるてんぐさ入札会の報告です。
てんぐさ入札会報告 平成31年 令和元年(2019)
00 2019/03/18 平成30年度てんぐさ概況 
01 2019/02/14 静岡県第1回入札会
02 2019/04/11 静岡県第2回入札会

00 平成30年度(平成30年1月〜平成30年12月)てんぐさ概況

 全国のてんぐさ入札(生産)量

以下の表は、平成29年までの年別てんぐさ生産数量(入札数量+入札外数量)です。

産地\年 平成30年 平成29年 平成28年 平成27年 平成26年 平成25年 平成24年
東京都 34 42 35 44 52 53 63
静岡県 69 90 110 111 106 117 115
三重県 8 11 11 8 8 16 15
和歌山県 16 14 12 9 12 14 14
徳島県 36 31 36 26 45 32 37
愛媛県 114 135 118 149 160 146 80
高知県 13 9 16 11 29 40 18
長崎県 4 6 13 20 13 23 21
上記産地計 294 338 351 378 425 441 369
全国生産量 411 471 563 486 510 559 481

(単位:トン)株式会社 森田商店 調べ h31(2019)/3/18

 平成30年の全国の生産数量は入札数量と入札外数量で推定411トンになった。平成29年は471トンだったので 87.2%にしかならなかった。これはここ5年間平均518トンを大幅に下回る最低数量であった。
 減産により価格は平成29年の120%から130%になり、平成28年に比較して150%から170%近くに高騰した。
 一方海外の輸入では財務省貿易統計によると韓国産は平成29年の高価格(対前年比147.5%)から更に上乗せ価格で入荷した。平成29年一年間で535トン、価格は1129//kg(CIF価格保険料、運賃含み)のところが平成30年は271トン、@1387/kgとなっている。価格高が輸入数量を抑えている状態である。この価格は国内産の価格に近くなってきている。
 また、最大輸入国であるモロッコからは平成29年519トン@625/kgが平成30年では681トン@648/kgと増加している。
 今年の天草状況は九州方面、大分蒲江入札では昨年4月25日4900kgが今年4月22日5818kgと多く、また兵庫県淡路島も昨年6月入札が今年は5月にも開催される模様で集荷量は多い気配である。また、昨年、一昨年と不作の千葉県でも今年は春先から集荷が進んでいる。
 一方、国内の天然寒天製造は平成30年2月半ばに、以後冷えなくなると予報され業者は製造を2日〜3日短縮したため、繰り越し天草在庫は例年より多くなった。  
 今後の天候による収穫量次第であるが今年の天草価格は昨年を上回ることはないと予想される。

(報告/社長 森田庄次)

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01 2019/02/14 静岡県第1回入札会

 静岡県第1回入札会が例年通り2月中旬に開催された(2月14日)。出品量は7,200kgで昨年第1回と比較して83%と減少、2015年〜2019年の5年間でも最も少なかった(2015年11,800kg、2016年17,225kg、2017年15,950kg、2018年8,650kg)。ただ、出品されるテングサは昨年採取されたテングサであり、落札価格の傾向を確認することはできるが、今年の生産量の傾向とは別である。
 今回出品されたテングサは仁科、小下田、安良里。サンプルで確認したところ、従来通りのテングサ様相であった。落札価格について、昨年は値下がりせず、回を重ねる毎に値上がりしていったが、今年の第1回出品量も少ないことから少々不安なところである。
 実際、落札価格は昨年の入札会の終値を参考に若干上乗せした価格であった。特に仁科浜は昨年同様、かなりの高値で落札された。テングサ入札会の落札価格傾向は次の静岡県入札会(4月11日)と徳島県(6月予定)で凡そ把握できるが、方向性は垣間見られた。

(報告/常務 森田尚宏)

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01 2019/04/11 静岡県第2回入札会

 静岡県第2回入札会が例年通り4月上旬に開催された(4月11日)。出品量は13,225kgで昨年第2回と比較して168%と増産した。累積出品量は20,425kgとなり、昨年と比較して123%と増産した。しかし2015年〜2019年の5年間での累積出品量で比較するとやはり減少傾向といえた(2015年36,275kg、2016年37,900kg、2017年29,525kg、2018年16,540kg)。
 本入札会では仁科と田子、八木沢が出品された。仁科ではマンガで採取されたテングサも出品されており、サンプルのみの確認となるが若干異物が多いようであった。マンガは底引きで一気にとる為、異物混入も仕方ないと思われる。田子に関しては出品量が少ないが、赤青の等級でも良質であった。八木沢に関しては昨年よりも若干カキの付着が多い等級が見られた。
 本入札会では昨年よりも出品量が若干増加した為、落札値が若干下がることを期待したが、昨年の落札価格を参考に若干上乗せされた価格であった。特に仁科浜に関しては第1回入札会の価格を参考に上乗せされた価格で落札されており、高騰していた。高値でも伊豆ブランドが強いことを改めて感じさせられた。

(報告/常務 森田尚宏)

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