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てんぐさ入札会報告
毎年6月から10月にわたって行われるてんぐさ入札会の報告です。
てんぐさ入札会報告 平成31年 令和元年(2019)
00 2019/03/18 平成30年度てんぐさ概況
01 2019/02/14 静岡県第1回入札会
02 2019/04/11 静岡県第2回入札会
03 2019/06/20 東京都第1回入札会
04 2019/06/25 徳島県入札会
05 2019/07/05 愛媛県第1回入札会
06 2019/07/11 静岡県県第4回入札会
07 2019/07/25 三重県県第1回入札会
08 2019/08/08 城ヶ島第1回入札会
09 2019/08/22 和歌山県第1回入札会
10 2019/08/30 三重県第2回入札会 
11 2019/09/04 徳島県第2回入札会 
12 2019/09/05 高知県入札会 
13 2019/09/06 愛媛県第2回入札会 

00 平成30年度(平成30年1月〜平成30年12月)てんぐさ概況

 全国のてんぐさ入札(生産)量

以下の表は、平成29年までの年別てんぐさ生産数量(入札数量+入札外数量)です。

産地\年 平成30年 平成29年 平成28年 平成27年 平成26年 平成25年 平成24年
東京都 34 42 35 44 52 53 63
静岡県 69 90 110 111 106 117 115
三重県 8 11 11 8 8 16 15
和歌山県 16 14 12 9 12 14 14
徳島県 36 31 36 26 45 32 37
愛媛県 114 135 118 149 160 146 80
高知県 13 9 16 11 29 40 18
長崎県 4 6 13 20 13 23 21
上記産地計 294 338 351 378 425 441 369
全国生産量 411 471 563 486 510 559 481

(単位:トン)株式会社 森田商店 調べ h31(2019)/3/18

 平成30年の全国の生産数量は入札数量と入札外数量で推定411トンになった。平成29年は471トンだったので 87.2%にしかならなかった。これはここ5年間平均518トンを大幅に下回る最低数量であった。
 減産により価格は平成29年の120%から130%になり、平成28年に比較して150%から170%近くに高騰した。
 一方海外の輸入では財務省貿易統計によると韓国産は平成29年の高価格(対前年比147.5%)から更に上乗せ価格で入荷した。平成29年一年間で535トン、価格は1129//kg(CIF価格保険料、運賃含み)のところが平成30年は271トン、@1387/kgとなっている。価格高が輸入数量を抑えている状態である。この価格は国内産の価格に近くなってきている。
 また、最大輸入国であるモロッコからは平成29年519トン@625/kgが平成30年では681トン@648/kgと増加している。
 今年の天草状況は九州方面、大分蒲江入札では昨年4月25日4900kgが今年4月22日5818kgと多く、また兵庫県淡路島も昨年6月入札が今年は5月にも開催される模様で集荷量は多い気配である。また、昨年、一昨年と不作の千葉県でも今年は春先から集荷が進んでいる。
 一方、国内の天然寒天製造は平成30年2月半ばに、以後冷えなくなると予報され業者は製造を2日〜3日短縮したため、繰り越し天草在庫は例年より多くなった。  
 今後の天候による収穫量次第であるが今年の天草価格は昨年を上回ることはないと予想される。

(報告/社長 森田庄次)

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01 2019/02/14 静岡県第1回入札会

 静岡県第1回入札会が例年通り2月中旬に開催された(2月14日)。出品量は7,200kgで昨年第1回と比較して83%と減少、2015年〜2019年の5年間でも最も少なかった(2015年11,800kg、2016年17,225kg、2017年15,950kg、2018年8,650kg)。ただ、出品されるテングサは昨年採取されたテングサであり、落札価格の傾向を確認することはできるが、今年の生産量の傾向とは別である。
 今回出品されたテングサは仁科、小下田、安良里。サンプルで確認したところ、従来通りのテングサ様相であった。落札価格について、昨年は値下がりせず、回を重ねる毎に値上がりしていったが、今年の第1回出品量も少ないことから少々不安なところである。
 実際、落札価格は昨年の入札会の終値を参考に若干上乗せした価格であった。特に仁科浜は昨年同様、かなりの高値で落札された。テングサ入札会の落札価格傾向は次の静岡県入札会(4月11日)と徳島県(6月予定)で凡そ把握できるが、方向性は垣間見られた。

(報告/常務 森田尚宏)

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01 2019/04/11 静岡県第2回入札会

 静岡県第2回入札会が例年通り4月上旬に開催された(4月11日)。出品量は13,225kgで昨年第2回と比較して168%と増産した。累積出品量は20,425kgとなり、昨年と比較して123%と増産した。しかし2015年〜2019年の5年間での累積出品量で比較するとやはり減少傾向といえた(2015年36,275kg、2016年37,900kg、2017年29,525kg、2018年16,540kg)。
 本入札会では仁科と田子、八木沢が出品された。仁科ではマンガで採取されたテングサも出品されており、サンプルのみの確認となるが若干異物が多いようであった。マンガは底引きで一気にとる為、異物混入も仕方ないと思われる。田子に関しては出品量が少ないが、赤青の等級でも良質であった。八木沢に関しては昨年よりも若干カキの付着が多い等級が見られた。
 本入札会では昨年よりも出品量が若干増加した為、落札値が若干下がることを期待したが、昨年の落札価格を参考に若干上乗せされた価格であった。特に仁科浜に関しては第1回入札会の価格を参考に上乗せされた価格で落札されており、高騰していた。高値でも伊豆ブランドが強いことを改めて感じさせられた。

(報告/常務 森田尚宏)

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03 2019/06/20 東京都第1回入札会

 2019年東京都第1回テングサ入札会が昨年と同時期の6月後半に開催された。5月に開催予定であった入札会は昨年同様に延期、やはり5月時点での集荷状況はあまり良くないようである。出品量は13,104kgと昨年の第1回と比較して9%減産である(2018年第1回 14,263kg)。内訳は天赤200本、天赤荒150本、残りは荒混や天晒等である。
 テングサ自体はいつも通りの様相で、アオやカキは少なかった。この為、アオ混と記載されていても、十分赤売が可能なテングサもあった。また同じ大島の中でも外洋側と内海側では様相が異なり、外洋側は太目、内海側は細めであった。各産地の特徴をよく理解すれば、応用が効くテングサが多いと感じた。
 今回の東京都テングサ入札会の前に、今年の入札会を左右する大きな要因を把握しておく必要がある。それは6月に開催予定であった静岡県テングサ入札会が、開催されなかったことである。静岡県テングサ入札会で出品されるテングサは伊豆半島産テングサである。この為、開催されなかったことは、そのまま伊豆半島産テングサの収穫量が少ないことになり(※)、伊豆産テングサの確保が問題となってくるのである。
 令制国に基づく伊豆国には伊豆半島と伊豆諸島が含まれる。東京都テングサ入札会で出品されるテングサは伊豆諸島産である為、この点で今回の東京都産テングサは注目が集まり、入札は競争激化が予想された。
 また次に控える徳島県入札会で出品されるテングサは伊豆産テングサの食感と似ており、産地に拘らなければ、徳島県産テングサにも注目が集まり、競争激化が予想される。更に昨年大減産であった千葉産テングサは増産しており、食感は異なるが安価ということが強みの為、価格変更に路線変更する場合は千葉産テングサへの移行が考えられる。
 このように、今回は様々な要因が重なった非常に難しい入札であった。市場の動向をよく考慮せねばならず、各業者ともかなり入札価格について頭を悩ましていた。
 入札業者は8社。先にも述べた通り、今回の入札は各社非常に頭を悩ませていた。各産地の出品量は数量が多い為、何口かに分けて入札ができる為、一発勝負までとはいかないが、それでも入札時や開票時はかなりの緊張感に包まれた。結局、昨年の第1回テングサ落札価格を参考に少し高めの落札価格となった(第1回より第2回の落札価格の方が高かった。今回はその間位)。今回の入札結果は、今後の入札会に少なからず影響を与えた結果といえた。

※例年8回開催予定の内、1回が開催されなかったのみで、伊豆半島産テングサが全くないということにはならない。

(報告/常務 森田尚宏)

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04 2019/06/25 徳島県入札会

 2019年徳島県第1回テングサ入札会が昨年よりも2週間程度遅れた6月後半に行われた。出品量は21,866kgと昨年第一回入札会よりも35%増産となった(2018年は6月12日開催、16,117kg)。最も多い地区では8,000kgで1地区ではなかなかの量である。他の地区でも2,000kg〜3,000kgとなかなか多い。
 出品されるテングサを見ると、全体的に若干カキやアオの付着が見られたが、全体的に綺麗であった。ただし、一部は枯葉等の異物が多い物もあった為、注意が必要であった。徳島県テングサは外洋系のテングサから内海系のテングサまで揃っている。トコロテン用のみでなく、寒天用まで使用可能であることは大きな強みである。
 先の東京都テングサ入札会報告でも記載したが、徳島県産テングサは粘りと硬さのバランスが良く、上物は伊豆産テングサの性質に似ている。今年は伊豆産テングサの収穫量が現段階で不確定であり、確保できるかの懸念がある。この為、東京都テングサ入札会に引き続き、徳島県テングサ入札会でも上物の競争激化が予想された。また、千葉県産テングサは食感が異なるが、安価の為、価格変更に路線変更をする場合は千葉県産テングサへの移行も考えられる。
 東京都テングサ入札会に引き続き、この徳島県テングサ入札会が今年のテングサ価格の方向を決めることにもなる為、今回の徳島県テングサ入札会もかなり頭を悩ませることとなった。
 入札業者は7社。先にも述べた通り、各社かなり入札価格に頭を悩ましており、弊社も最後の最後まで方向性を検討し続けた。開票時もかなり緊張した。結果として、昨年の第二回入札会の価格を参考にした価格で落札された。おおよそ想定した価格であるが、まだ価格安定とまではいかず、高値のままである。来週は愛媛県入札会であるが、昨年よりも減産とのこと。こちらでも競争激化となるかもしれないが、なんとか価格安定させていきたい。

(報告/常務 森田尚宏)

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05 2019/07/05 愛媛県第1回入札会

 愛媛県第1回入札会が昨年と同時期の7月上旬に開催された。出品は82,966kgと昨年の第1回入札会よりも10%減産となった(2018年は7月6日;91,925kg)。ただし、愛媛県全域で減産ではなく、例年大口出品される産地のテングサが減産しており、このことが大きく影響している。この産地は元々人気が高い為、入札会場入りする前から競争激化すると予想されていた。
 現物を確認すると、全体的に湿ってはいたものの、上物は異物やカキが少なく、綺麗な印象であった。一方で、寄草やフケ草等の下物はカキや異物が多く、小石も入っていたサンプルもあった。少ないながらも採って頂いたことは非常に有難いことではある。しかし、異物除去にはもう少し気を配って頂けたらと思う。今後その印象がついてしまうと採取業者にも良くない。晒草に関しては少し晒過ぎている印象であった。
 入札業者は10社。本入札会で注目されるのはやはり大口出品される産地のテングサである。参考となる落札価格は前年度落札価格と先週実施された徳島県入札会の落札価格である。ただし、今年は千葉県産テングサが多く採取されており、グレードとしては千葉県産テングサに近い為(※)、割合安定するのではと予想された。実際、開票してみると、価格は昨年並みということで、やはり安定していると判断された。しかし、やはり減産した産地のテングサは競争激化した為、かなり高値となった。今後は需要を良く考慮しながらの入札となっていくであろう。次回は静岡県入札会である。

※愛媛県テングサと千葉県テングサはグレードとしては同程度であるが、出来上がるトコロテンの触感が異なる為、愛媛県テングサの代用として千葉県テングサをそのまま使用することは注意が必要である。

(報告/常務 森田尚宏)

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06 2019/07/11 静岡県県第4回入札会

 静岡県第4回入札会が昨年と同時期の7月上旬に開催された(7月11日)。出品量は4,975kgと昨年と同時期の入札会よりも24%増産となった(2018年は7月12日;4,025kg)。第1回〜第4回迄の累積出品量は25,300kgと昨年と略同量である(2018年第1回〜第4回迄の累積入札量=25,490kg)。しかし第1回〜第2回では前年度繰越分のテングサが出品されており、今年度収穫されたテングサでみると4,975kgとなり(第3回:0kg+第4回:4,975kg)、昨年度と比較して45%の減産である(2018年第3回出品量+第4回出品量:8,950kg)。今回、現地視察はしていない為、各産地のテングサの様相は割愛させて頂くが、凡そ例年通りとのことであった。
 入札業者は8社。内、5社がFAX入札。出品される産地は須崎/仁科/田子/小下田であり、仁科の今後の出品量は不確定の為、落札価格は前回価格を参考にした高額になると予想された。一方で須崎は今後割合多く出品されるとのことで、若干安定した価格になるのではと期待した。実際開票されてみると、落札価格は前回価格を参考にした高額であった。やはり伊豆の需要は高く、また収穫量が少ないことが影響していると思われた。来週予定されていた東京都入札会は収穫量が少なく延期、次の入札会は三重県入札会である。

(報告/常務 森田尚宏)

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07 2019/07/25 三重県県第1回入札会

 三重県第1回入札会が昨年より1週間遅れの7月下旬に開催された(7月25日)。出品量は2,508kgと昨年の入札会よりも50%減産(2018年7月17日;5,046kg)、2012年〜2019年の間でも最も少ない出品量である。伊豆半島、伊豆大島、房総半島の生産量の変化は恐らく黒潮の影響を受けていると考えられるが、三重県の生産量も黒潮の影響を受けるのであろうか。一度、検討したいところである。
 テングサのサンプルを確認すると、カキは少ないが全体的に例年より若干細いように感じた。生産者の減少もあるかもしれないが、元々の海中での生育量が少ないのであろうか。三重県はリアス式海岸という複雑な地形をもっている為か、粘りと硬さのバランスが良い産地がある。好んで使用するお客様もみえる為、出品量が激減していることは残念なことである。
 入札業者は8社。例年では三重県漁連様で1品毎入札する為、即座の判断が必要となるが、今回は出品量が少なくFAX入札となった。7月上旬に開催された愛媛県入札会では若干価格が落ち着き始めた為、三重県入札会でもその傾向が見られるかと期待した。しかし、実際開票されるとかなりの高値で落札されており、驚いた。県内での需要が高い為、少量の出品量でも高値となったのであろう。三重県のテングサは地産地消といった傾向が強いのであろう。次回は静岡県第5回入札会の予定である

(報告/常務 森田尚宏)

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08 2019/08/08 城ヶ島第1回入札会

 城ヶ島第1回入札会が昨年より1ヶ月遅れの8月上旬に開催された(8月8日)。出品量は2,465kgと昨年の第1回入札会よりも216%増産した(2018年7月19日;780kg)。ただし2016年第1回出品量は2,149kg、2017年第1回出品量は2,360kgであったから、必ずしも増産したとは言い難い。
 テングサの様相をサンプルで確認したところ、例年よりは若干細い感があった。良く生育しているのであれば太くなる為、やはり生育が良く増産しているとは一概には言えない。しかし、カキの付着や異物混入はなく、綺麗で上質なテングサであった。
 入札業者は5社。今回、弊社は入札会場には伺わず、FAX入札させて頂いた。落札価格は、これまでの入札結果の流れを受け、昨年よりも若干高かったが、想定していた程は高騰しなかった。今後の入札会もこのような感じで推移していくことを願った。

(報告/常務 森田尚宏)

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09 2019/08/22 和歌山県第1回入札会

 和歌山県入札会が昨年と同時期の8月後半に開催された(8月22日)。出品量は18,872kgと昨年の第1回入札会よりも19%増産した(2018年8月21日;15,863kg)。産地別でみると加太地区が+4,000kgの増産、白浜地区が1,000kgの減産であった。加太地区の増産は採取業者が増えた為であり、白浜地区の減産は台風で磯が荒れた為とのことであった。過去4年での出品量をみると、2015年9,116.9kg、2016年11,558kg、2017年13,790kg、2018年15,863kgと年々増産している。全国的に減産している中での増産は非常に有難いことである。
 テングサの様相を確認してみると、例年よりカキが多く付着しており、特に南部の外洋に面した地区に多い印象であった。近隣の徳島県で7月に出品されたテングサにはカキが少なかったこととは対照的であった。徳島県は9月にもテングサを出品する為、そのテングサでもカキが少なければ、採取時期よりも黒潮の変化が影響を与えたかもしれない。和歌山県は寒天の強度を高めるサルクサというテングサも出品される。今年はそのサルクサも多い印象であったが、こちらも例年よりも多くカキが付着している印象であった。
 入札業者は7社、内、新規入札業者1社。今回、加太地区は出品量の多かった為、入札業者との話し合いで110本の切り札となった。晒草に関しては今後、出品量が多い場合は別途入札可ということとなった。先にも述べた通り、例年よりもカキやドラクサの混入率が多かった為、落札価格は事前に予想していた価格よりも下げとなった。
 入札後は加太地区の産地視察をさせて頂いた。良く乾燥させている為、25kg分のテングサを圧縮しているが体積は割合大きく、2ケ所ある倉庫が一杯となっていた。今後の保管について検討したいとのこと。テングサを乾燥させる場所は広く、一度に多くのテングサを乾燥可能と思われた。採取場所は友ケ島周囲で、雨が降った直後であるが海水は綺麗であった。増産可能な好条件がそろっていることは良いことである。
 今後は長崎県(8月28日;1,500kg〜2,000kg)、徳島県(9月4日;10,000kg〜15,000kg)、高知県(9月5日;8,000kg〜10,000kg)、愛媛県(9月6日;20,000kg〜25,000kg)と続き、全漁連主催の入札会は終了予定である。

(報告/常務 森田尚宏)

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10 2019/08/30 三重県第2回入札会

 三重県入札会が昨年と同時期の8月下旬に開催された(2019年8月30日)。出品量は1,167kgと昨年の同時期の入札会と比較して64%減産した(2018年8月27日 3,210kg)。年間累計出品量では3,675kgとなり、昨年累計と比較して55%減産した(2018年累計8,256kg)。過去5年でも最も少ない出品量であるが、三重県産テングサを希望する業者もあり、今後不安が残るところである(2014年7,907kg。2015年8,167kg。2016年10,797kg。2017年11,023kg。2018年8,256kg)。
 テングサの様相は送付して頂いたサンプルのみでの判断であるが、全体的にカキの付着は少なかった。ただ等級が落ちてくるとカキの付着は増える印象であった。晒に関しては若干くすんでいたが、黄晒は小売りに使用する場合もある為、綺麗な黄晒となると良いかと思う。
 前回に引き続き、出品量が少なかった為、入札はFAXとなった。相場は徐々に下げ傾向になっており、実際に落札価格は第1回より若干下げとなった。大幅な下げとも期待したが、そこまでには至らなかった。来週は入札会後半の山場となる徳島県、高知県、愛媛県の入札会が3日連続で実施される。

(報告/常務 森田尚宏)

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11 2019/09/04 徳島県第2回入札会

 徳島県第2回入札会が昨年度同時期の9月上旬に開催された(2019年9月4日)。本入札会を皮切りに後半入札会の山場となる四国入札会(徳島県、高知県、愛媛県)が開催される。
 出品量は12,446.1kgと昨年の同時期と比較して37%減産した(2018年9月7日19,900kg)。年間累計出品量では34312.1kgとなり、昨年累計と比較して5%減産した(2018年累計36,017kg)。過去5年では平均的な出品量といったところであろうか(2014年44,570kg。2015年25,668kg。2016年36,110kg。2017年30,486kg。2018年36,017kg)。
 本入札会で出品されたテングサは全体的にカキの付着が多い印象であった。例年、第2回入札会で出品されるテングサは夏期に生育した夏草が主体となる。この為、第1回入札会よりも様相は落ちるが、今年は特にその傾向があった。和歌山県入札会で出品されたテングサにもかなりカキが付着していた為、徳島県、和歌山県地域で今年生育した夏草にはカキが多く付着するのではと考えられた(和歌山県入札会で出品されたテングサも夏草が多い)。
 入札業者は7社。上記のようにカキの付着が多く、相場も下げ気味の為、落札価格は大幅に下がると予想した。しかし、実際は予想程は下がることはなかった。やはり伊豆が減産している為、上物のテングサは少なく、まだ各社確保が必要かと思われた。明日は高知県入札会である。

(報告/常務 森田尚宏)

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12 2019/09/05 高知県入札会

 高知県入札会が昨年と同時期の9月上旬に開催された(2019年9月5日)。出品量は7607.9kgと昨年の同時期と比較して31%減産した(2018年9月6日10,987kg)。過去5年でも最も少ない出品量となった(2014年20,514kg。2015年7,729kg。2016年12,683kg。2017年8,975kg。2018年10,987kg)。
 本入札会で出品されたテングサには全体的にカキの付着が少なかった。採集時期を確認したところ、春から採集しているとのこと。やはり夏草(夏期生育したテングサ)が少ない為、カキの付着が少なくなったと思われた。また等級は異なっていても、様相は略同等で綺麗なテングサが多い印象であった。晒も綺麗に晒されているものが多かった。
 入札業者は7社。各社、前日の徳島県入札会の価格を参考にした為、落札価格は然程下がることはなかった。明日は四国入札会の最終回である愛媛県入札会である。

(報告/常務 森田尚宏)

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13 2019/09/06 愛媛県第2回入札会

 愛媛県第2回入札会が例年通り9月上旬に開催された(2019年9月6日。昨年は西日本豪雨の為、第2回は10月開催)。本入札会で四国入札会は終了、また全漁連主催の入札会も終了である。
 出品量は20,507kgと昨年の同時期と比較して8%減産した(2018年10月23日22,407kg)。年間累計出品量では103,473kgとなり、昨年累計と比較して9%減産した(2018年累計114,332kg)。過去5年でも最も少ない出品量となった(2014年160,075kg、2015年148,834kg、2016年118,364kg、2017年134,039kg、2018年114,332kg)。
 本入札会で出品されたテングサは全体的にカキの付着が多い印象であった。例年、第2回入札会で出品されるテングサは夏期に生育した夏草が主体となる為、第1回入札会よりも様相は落ちる。また、雨当やサルクサの含有量が高い産地もあり、やはり全体的に様相は落ちていると言わざるを得なかった。ただし、相応の価格で落札できれば相応に使用可能の為、問題ない。
 入札業者は8社。前日入りした業者が多かった為、前日に見付け略終了、出品する品種も少ないこともあり、入札会当日の各社見付けは早めに終了した。上記のようにカキの付着が多かったこともあり、平均的に下げの傾向となった。本入札会で全漁連主催の入札会は終了、落札価格も終盤になって少しつづ落ち着いてきたと思われた。残す入札会は伊豆入札会と東京入札会のみである。

(報告/常務 森田尚宏)

松山空港にて

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